2020年の現場
とうとう、年末の現場まとめから、現場まとめまで、なにも書かなかった……。が、下書きに放り込んだ記事はいっぱいある。世に放つ気力がなかった。ずっとしょんぼりしたまま過ごしていた気がする。
- 1月:劇団EXILE「勇者のために鐘は鳴る」
- 2月:劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『 偽義経冥界歌』 / 舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」 / グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 公開御礼舞台挨拶
- 3月:『○○な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~』月side / 『ミュージカル「ボディガード」日本キャスト版』
- 4月:
- 5月:
- 6月:Smile Up ! Project 「Johnny's World Happy LIVE with YOU」DAY4
- 7月:PARCO劇場 オープニング・シリーズ 「大地 (Social Distancing Version)」 / 舞台「ボーイズ・イン・ザ・バンド」渋谷
- 8月:舞台「ボーイズ・イン・ザ・バンド」中野凱旋 / 戸次重幸のオンライン大宴会
- 9月:CUE ONLINE JAM-BOREE
- 10月:Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2020 To-y2 / 『舞台版 誰ガ為のアルケミスト』~宛名ノナイ光~
- 11月:ホテルローヤル舞台挨拶中継 / 水曜どうでしょうDVD&Blu-ray『ザ・ベスト(偶数)』副音声”のぞき見”公開中継! / NAKAMA to MEETING_vol.1.5
- 12月:林家たま平独演会 / 舞台『No.9 不滅の戦慄』 / #ジョビジョバ コントライブ One Night Monkeys Vol.1 / ThankCUE FANMEETING 2020 ONLINE X'MAS
そもそも現地に客を入れない配信しかない公演は入れた(グレー文字)。それでもなかなかに少ない。あまりでかける気はしないし、現地なら観たくても、配信となるとまあいいやみたいにもなるし。なんか抜けてるような気もしてるが、見つけたらあとで追記する……。
内容よりなにより、こういう話を書き残しておくべきなんだろうなあというのを、順を追ってちょこちょこと。1月2月の舞台、わたしはどれも初日に入ってるんですが、劇団EXILEは後半日程でお見送りのハイタッチがなくなり、偽義経とぶたきんは、予定されていた日程を終えられなかった。このころ、ドーム規模の公演ですら立て続けに直前に中止されて、手元のチケットのすべてが不安に。グッドバイ舞台挨拶で、登場するなり客席見渡して「マスクないってあんなに言われてますが、あるもんですね!?」って言った大泉さんがめちゃくちゃ印象に残っている。マスク、なかったね……。おそらく、あのころはまだ奇妙な光景だっただろうなあ、マスクの人の群れ。
3月になって、どこの公演も、あったりなかったりで、末路は、持っていたチケットの公演日は、いったん振り替えののち、中止に。中止公演チケット当選者向けに、当日券電話予約があって、なんとか確保。横尾千賀・宮田二階堂の2ルートある舞台だったんですが、そもそも横千しか持ってなかったので、横千公演を観劇して、その日が結果的に横千の最終公演になってしまった。その傍ら、ボディガードは4月の東京公演しか持っておらず、これは実施されないかもしれないと、3月の大阪初日をおさえるも、初日が逃げる逃げる。都合4公演取ったんだっけな、初日を。当日未明に中止告知出た公演が、精神的になかなかきつかった。なんともやるせない気持ちのまま、パックでとってた新幹線の払い戻し手続きをして、対応が親切で余計に悲しくなったりした。そうやってなんとかたどり着いたボディガード、初日から5公演だけ上演されて終わってしまった。このときの大阪行きが、今年最後にして唯一の遠出。というか、このあとすぐ4月に緊急事態宣言が出たので、3ヶ月ちょっとをまじで半径1キロで暮らすことになる。
緊急事態宣言下で、わたしの支えだったのは、キスマイだった。無料配信なので、リストに入れなかったんですけど、キスマイWEBFESが本当に楽しくて。avexの公式YouTubeチャンネルでアップされた、これまでのライブ映像のパフォーマンスをまとめた動画で、FINALなんて前年のライブを、本編フル(アンコール前までなので、フルというと足りない感じにもなるがw)で観られる。
【期間限定】🎤Kis-My-Ft2 WEB FES🎤 / 🏁 FINAL 🏁
このリアルタイムの体感、一生忘れない現場になると思う。観たことあるのにな、全部w でも、本当に本当に楽しかったし、まさしく現場だった。わたしにとって、アイドルというのは、一緒に生きてくれる人たちだし、だからわたしにはもうキスマイしかいないという思いが強くなったが、それはまた別の話として下書きに入っている。
さて、どうにか外出できるようになったのは7月。舞台クラスターも発生していたが、わたしの再開一発目は、パルコ劇場だったので、まあまあ安心感があった。あのときのパルコの対策は、いま振り返ってもしっかりしてたので、これから再開で良かったと思う。チケットは、全払い戻しからの、半席で再発売。かつ、配信が多数あった。わたしは現地観に行ったあと、一度配信を観たけど、どうしたって現地がいいんだよなあ。具体的な数字は公表されてない(と思う)けど、状況証拠的にそんなに売れてないと思われる配信チケット。この座組って、もちろん飛ぶようにチケット売れるやつなんですけど、配信の限界をすごい感じた。それでも配信してくれたの、観られなくなった客席に対する、パルコの誠意だよなあ、とわたしは受け止めた。
次のBIBもまた渋谷。渋谷は、やっぱまだ空いてるなあとは思ったけど、劇場以外どこにも行かず、乗り換えも最小限にして、ただ家と往復してた。BIBはわたしの今年の山場になるはずだったけど、さすがに減らした、というか減った。渋谷自体の混雑回避に土日を(初日以外)避けて、マチソワ間に食事しなくていいように1日1公演にしたら、さして入れない。なんでこんなに休みの日ばっかなんだよ、ってオリンピックかーアハハハハハ!みたいな、わりとやけっぱちな気持ちになったな……。地方公演もすべて控え、8月の中野凱旋でまた少し。中野では、微熱があったのでチケットを払い戻した日がある。
BIBに全振りしてたのもあって、そのあとなにかを観る気力がぜんぜんなくなってしまった。気を使って東京行って観たいものある?という。いや、観たいは観たいんだけど、それにまつわる諸々を乗り越える元気が本当にない。元気をチャージする現場もない。乗り越えられるくらい観たかったNo.9のチケットを取った勢いで、12月はちょろっと現場行けて、そこそこチャージできて今年が終わる。5月の公演が12月に振り替えられるのも、なかなかない経験だったなあ(林家たま平独演会)。配信ものもなるべく頑張ったけど、こんなもんだったな。配信の感想が全部「現場に行きたい」になってしまう。だめすぎる。
結果、とにかくしょんぼりしてたなという印象。3月にすごい必死で現場にかじりついたし、かじりついてよかったと思うけど、もうできない……。払い戻したチケットの枚数と総額はちゃんと計算していない。チケットってだいたいカードで支払ってるのに、返金手続きすると現金で手元に帰ってくるので、もうぜんぜんお金の出入りがわからなくなった春から夏。まあ、ずっと家にいるので、わかんなくてもそんなに困らないんですけど……。そもそも、去年、このままゆるっと茶の間のオタクになれるんではないかと思ったくらいだったけど、強制的に茶の間オタクになってしまった。茶の間でも好きを維持していられるキスマイを好きでよかったなと思う。現場行きたいけど。年が明けたら、ここ十年ほど(……。)わたしがいちばん張り切る現場である、TEAM NACSの本公演のチケ取りがはじまる。この感じでどこまで頑張れるのかなあ。
最後に、半数の座席の劇場は、めちゃくちゃ快適だということは、絶対に書き残しておきたい。客がちゃんと無言なのもいい。というか、公演中の私語はなくて当然のはずなんですけどね!?
2019年の現場
毎年書いてるやつ。
- 1月
- 2月 TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸「MONSTER MATES」 / NAKAMA to MEETING_vol.1 / 「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」舞台挨拶×3
- 3月 舞台「仮面ライダー斬月 -鎧武外伝- 」 / 斬月 / ドラマW「絶叫」試写 / 斬月
- 4月 空母いぶき完成披露試写会
- 5月 JOVIJOVA LIVE 「LET’S GO SIX MONKEYS」 / Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS! 東京ドーム / ハムレット
- 6月 FREE HUGS 埼玉 / 埼玉 / NACSIMPHONY / LOOSER / ロックオペラ「R&J」 / 「ザ・ファブル」舞台挨拶 / 誰ガ為のアルケミスト 舞台版『聖石の追憶』 / 「凪待ち」舞台挨拶
- 7月 「凪待ち」舞台挨拶 / 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ワールドプレミア
- 8月 ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~ / OOPARTS Vol.5 リ・リ・リストラ 仁義ある戦い・ハンバーガー代理戦争
- 9月 ミュージカル「ドン・ジュアン」 / 誰ガ為のアルケミスト 舞台版『聖石の追憶』~闇ヲ見つめる者~
- 10月 水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019 ×3日 / THE NETHER
- 11月 舞台「PSY・S」~PRESENT SECRET YOUNG SHERLOCK~ / オクラホマ20th Thanks Tour「笑いの渦、巻き起こそうぜ」
- 12月 東京大賞典表彰式
安田さんに1年で7回しか会わなかったの、ファンになって以来の事態。いやでもかなり行ってるんですよ、落とした現場もあるとはいえ、そもそも舞台公演がないと、そんなに現場がないじゃないですか、俳優さんって。むしろ、ここまでの10年、ファンとしてすごく恵まれてたのを感じる。しかしわたしは薄情なので、舞台を観ていないと、テンションが上がらないのを知った。つか、舞台の安田さんがいちばん好きなんだなあ……いやそんな気はしてたけども……。
そのせいもあって、全体の現場数も少ない。わたしほんと10年ずっと安田さんを中心に世界をまわしていたのだな。そもそも、前半はすごく忙しかったので、ぜんぜん遊べないはずの中で、けっこう頑張ったほうではある。忙し要因は多数ですが、最大は引っ越しでした。キスマイ東京と埼玉のあいだに引っ越して、ほんと目がまわるかと。
今年の因縁現場は地図ファンミ、因縁舞台は斬月と、前半に重たいのが固まってるのもまた因果なり。それぞれ、すでに書いたので、ここでは割愛しますが、2016年からずっと歩き出せないわたしに、とても必要なことだったなあ。
観劇全然してないと思ったけど、11演目なので、例年通りか。年々、茶の間で映像観るだけで済ませてる割合増えてて、なるべく足を運ぶの怠りたくないなあと思ってはいる。今年はまじ無理だったけど。マイベストは、ハムレット。コクーンのほう、岡田将生のほう。初日に行ったんですが、主演はじめキャストの熱量に圧倒されつつも、こんなにわかりやすいハムレット観たの、初めての気がする。登場人物の思惑が見える。かといって、読後感(読んでない)の印象は別にハムレットに違いないので、ハムレットって(というか、シェイクスピア全般か?)不思議だなあ。
あとこれ、ネットで言うか躊躇って、今日まで書いてなかったんですけど、わたしの人生でいちばん、最悪の客席にあたってしまった、THE NETHER……。観劇された方はわかると思うんですが、あそこで、ヒソヒソ話して、登場人物を嘲笑するようなこと、物語を理解する知性か、人としての品性か、観劇マナーか、どれかひとつあれば、作品がまったくおもしろくなかったとしても、起こらないと思うんだけど、あんな多数の人があざ笑うの、ショックだった。周囲の話聞くと、わたしが行った回がたまたまほんと最悪だったみたいなんですが、数ヶ月ずっと怒っていた……。いや、数ヶ月かけて落ち着けば、わたしも狭量だな、って今は思うんだけど、滑稽ながらも物悲しいって文脈わかるなら、クスクス笑うのに留めてはくれないか。無理か。作品は、最高でした。たぶん。最後にカンカンに怒ってしまって、自信がない。そういうことに惑わされないで観劇できるよう、心を強く持ちたい。しかし、北山くんの主演舞台に(おそらく同担によって)泥を塗られたという気持ちが拭えぬ。悟りが遠い。悪い方とはいえ、今年いちばんの忘れられない体験だなあ。
ヘビーだったのは、どうでしょう祭りか。前回の祭りは、3日間の真ん中の日がNGで、つまり移動日考えると全日不参加を選ばざるを得なかったんですが、今回は引っ越しでむしゃくしゃしてる頃にチケット申し込みだったので、むしゃくしゃと3日間申し込んで、結果、3日間の山中修行だった。秋の札幌の山の中に、雨降ってんのに3日間朝から晩までいるの、なにやってんの?www なかなかない経験だな……わたし、体力がないので、フェス的なものは基本避けるから、テント装備とか初めてで、おもしろかったけども。風邪をひくこともなく、普通に元気に帰ってきました。わたしが、安田さんのファンとして、10年やり残してた、onちゃん現場をクリアしたので、もしかしてもうファンとしてやることがないのでは……?という、変な心配ある。onちゃん終わったので降ります!って、客観的に見るとものすごくどうかしてるな。
いつも、年末まとめで、映画の話もするんだけど、今年ほんと映画もあんまり観られなかったな。家ではけっこう観た気がする。舞台と同じだな……。
家で観るって、つまりテレビなわけですが、テレビの前にずっといたので、連ドラをわりと観たぞ! 久々に朝ドラを完走した「なつぞら」と、米津玄師の良さと、ラグビーのルールがわかるようになり、ちょっと世界が広がった「ノーサイド・ゲーム」が突出かな……お前チームナックス大好きなのかよ……いやまあ、そうなんですけど。いまもう、トップリーグ始まるのが楽しみでしょうがないラグビー。あと、大谷亮平さんがめっちゃ好き。私は本当にまんまと引っかかるオタク……。おかげで、いまにわかとても楽しい。過去作、つまり韓流ドラマを掘る羽目になってんのとか、楽しいったらないわ。国内のもほとんど観ないのに、海外のリアルバラエティを観ることあると思わなかった。とにかく、新しいものに触れるのは良いなあ。
2019年あまりに忙しくて、このまま茶の間のオタクになれるのでは……?と、思いつつも、年末ギリギリに大谷さん見に競馬場行ったりもしてるので、このまま茶の間に引きこもるのか、どうなるのやら来年。オリンピックもあって、動きにくいしね。とりあえず、4月くらいまでは、月1くらいでチケットを持っている気がする。
最近観た映画とか舞台とか
地図ファンミのあと、ときが止まっていた。実際はめっちゃ忙しくしてたんですが。人生の荒波に揉まれていた。引っ越しもした。身体も壊した(快復しています)。落ち着いてみたら、すべてに対してモチベーションが低く、まあたぶん夏バテなんですが、景気づけにブログでも書いてみようと思う。この半年に観たものいろいろ。もはや最近でもない。
映画「トラさん」
監督の作品がもともと好きで、その方が北山くんの映画撮ってくれるの、わたし恵まれたオタクである。これ、変わった映画だけど、ハマるひとにはハマる良作だと思うので、来る日も来る日も宣伝に明け暮れてた北山くんの頑張りが、ちゃんとお役に立ってるといいのになあ。着ぐるみとか馬鹿にしてんのか! って思うような人は観なくていい話だったので、着ぐるみにはフィルタリングの意味があるのだな。北山くんはちったいが、猫としては大きいな! 普通に飯食って生きてるっぽさがあるのが、俳優としての北山くんの魅力だと思うので、人間のすーちゃんのほうが見応えあったかなあ。いや、死んでるけどすーちゃん。
舞台「仮面ライダー斬月 -鎧武外伝- 」
こういう試みあってもいいのになーって、特撮のオタクで舞台を観るオタク、わりとみんな思ってたと思うんだけど、2.5舞台とヒーローショーのいいとこどりに仕上がっていて、ぜひとも鎧武以外でも続いてってほしい……。鎧武世界の正史の流れの時間軸にありつつも、初期平成ライダー劇場版のような、本編の要素を別軸で再構築したようなストーリーにもなってて、わたしはとても好き。あとやっぱ主任はキャラとしてつええな! 出鼻に「わたしだ」って電話に出ただけで、ちょっと笑ってしまった。
そして萩谷くん。わたしが萩谷くんを見つけたのは、2013年のキスマイツアーバック。未だに、なんで好きになったのか、よくわからないが、踊る姿が好きなのだと思う。上手だとも、個性的だとも思わないが、とにかく好きだ。なんやかんやあって、ジャニオタではいられなくなったわたしの最後の男と決め、なのに萩谷くんも辞めちゃって、もう2度と会えないんだと腹をくくりもしたが、突然の舞台出演告知。斬月の初日は萩谷くんとの2079日目だった。思えば遠くへ来たもんだ……。斬月の萩谷くんは、わたしの知らない、いろんなことができる役者さんで、わたしの知ってるダンスをする萩谷くんだった。やっぱり大好きだなあ。斬月のおかげで成仏したので、今後は主に茶の間で、ときどき現場で、ゆったりと応援して、日々を刻んでいけたらと思う。
舞台「ハムレット」
今年ハムレットいっぱいあるけど、5月のシアターコクーンのやつ。岡田将生のやつ。いやこれ忙しくなかったら、あと3回くらい観たかった。今年のマイベストでは。わたしはハムレットというか、シェイクスピア作品をだいたい、よくわかんねえな!と、思ってしまうんだけど、これすごくわかりやすく解釈を見せてくれる演出だった。ハムレット王子が狂気に陥る様をめちゃくちゃ丁寧に見せるんだけど、とにかくきれいな容姿のおかだまがおかしくなってくのほんと最高……。こないだWOWOWで放送されたので、映像も観たい。録画しっぱなし。
Kis-My-Ft2 2019 LIVE TOUR FREE HUGS!
東京ドームと西武ドーム。今年も西武ドーム来てくれてありがとう! 楽しかったという思い以外の記憶が、引っ越しのどたばたまっさかりで、ちょっと薄れてしまったので、早く円盤リリースしてほしい。記憶を補完させて!
NACSYMPHONY 2019「COLOR~彩り続けた楽曲たちの調べ」
これもどたばた時期に行ったので、具体的な記憶は薄いのだが、わたし意外とTEAM NACSという劇団がめっちゃ好きなんだなと思いました……。ライトファンだけど、それなりに思い入れはある。
舞台「LOOSER 2019」
しんふぉにとこれで、懐古するほどの過去もないにわかなのに、懐古厨ごっこがはかどりすぎた。演出が脚本に対してすごく丁寧で誠実で、なるほどこういう話だったんかー!という新鮮な感動あった。元作品は、演出の派手さエモさに溺れてしまう。そこがNACS(というか森崎演出)の良さなんだけど、それに隠れて脚本の持ち味がわからないのももったいないもんね。
映画「凪待ち」
慎吾と音尾くんが揃ってる現場が嬉しくて、せっせと舞台挨拶に出かけてしまった。スマオタのわたしも、NACSファンのわたしも、かわいい末っ子ちゃん♡と思っているのだが、お互いがお互いに、いやおっさんやで!?と、ツッコんでた感ある。白石監督の映画は、いつも思わぬところで心に刺さる。これは、エンドロールが刺さりました。
映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」
わたしこれ試写会を必死で当てて観て、オチがくっっっそダサ!2019年にこのダサいオチやろうと思ったのなんで!?と、思ったものの、そこ以外は、「わたしの冒険の書ではないが、誰かともだちの冒険の書」くらいの距離感が、とても良かったので、世の中があんなに怒って炎上してるのわけがわからない。妹いないのは、予算だよね……悲しいね……。妹だけでなく、全体的に、日本でこういった3DCGアニメ作るの大変なんだなというのがにじみ出ていたのが、なんかつらかったな。
ミュージカル「ドン・ジュアン」
藤ヶ谷くんで宝塚の演目やるとか、オタクの妄想かと思った。現実だった。オタクの妄想3Dすごかった。宝塚風の立ち姿だとか、流し目みたいな目線残したお芝居だとか、そんながやちゃん最高に決まってんじゃん?最高だったよ!まだまだのびしろ感じるので、年に1回くらいのペースで、三十代の藤ヶ谷くんのライフワークにしてくれないだろうか……。
NAKAMA to MEETING_vol.1 初日
武蔵野の森スポーツプラザメインアリーナ、2月16日昼公演。初日に行ってきた。7割くらい泣いていた。楽しかった。……情緒不安定か!www いやまあ、情緒不安定なんですけど。3年くらい。誰が間違ってんのかすらわかんないくらい変な立ち位置になる瞬間とか、やたら時間が押してそうな気配とか、初日だな……って思った。懐かしい感覚。歌→センステでMC→ゲームコーナー→歌という、省エネなコンサート的なイベント。わたし行ってないからわかんないんだけど、SMAPのファンミもこうだったのかなあ。みたいなことを思った。ドームのファンパーティは行ったので、強いて言えばあれと似ている。 いや、なにやるのかよくわかんなかったからさ……w 慎吾すらもよくわかんなかったみたいなので、そりゃそうなんだけどww じゃんけんではなかった。
ななにーの歌コーナーを観て毎月泣いているわたしは、目の前で歌われちゃ、まあそりゃ泣く。3年前に取り上げられたものが、ステージの上にあった。知ってた、なくなってないって知ってた。まだある。なくなってない。絶対的に素敵なステージ。わたしのスマコンに対する信頼感は、まったく裏切られなかった。スマコンで見覚えのあるダンサーさんがちらほらいらして、それもまた泣いた……ドームじゃなくても、SMAPじゃなくても、一緒にステージ作ってもらえるんだなあ、って。わたしが音源聴いた時に、こういう風にやってほしい〜って思った演出もしてくれなくて、踊ってほしいとこで踊らなくて、でも多幸感がいっぱいだったよ。知ってるよ、この場所…… 。ななにーでいつも、持ち歌が少なくて、これはわたしはなにをすれば、どうしたら増やせるのか、なんて思ってたんだけど、次までには増やしておくという言葉にも泣いた。そんなのあの人たちが考えてくれてないわけなかった。
そうやって変わらないものと、変わったものがある。いない人たちは、絶望的なまでにいないんだけど、いないことによる変化があって、こうして時間は過ぎていくんだなあ。3人が時折、そして今日も、「ゼロになったと思ってた」って言うの、ファンのわたしたちにとっても、あの日までのことが全部ゼロにされてしまった感覚があるんだけど、SMAPだった日々はずっとなくなったわけでなくて、今日は地続きの今日で。
わたしは、以前から、1ツアー平均3回程度の、さほど多ステのオタクではないんですが、それでも、ドームだ、スタジアムだという会場で、何万人何十公演もあるチケットを、他のオタクたちと全力で殴り合っていた実感はあるのに、隣の味スタの1割になってしまったキャパを、全員が全員譲り合いながら入ってるというのに気づいただけでも泣いた。あんま話題になってないとは思うんですが、最初の申込みで激戦だった公演は、地図さんちゃんと追加をがんがん入れてくれて、とにかく入りたいやつは絶対入れてやるという意気込みを感じる公演でしてね、しかもオタクは譲り合ってるもんだから、結局平日ちょっと余ったりしてるとこ、優しい世界すぎるだろ。最終的には埋まっていたのも優しい。
未だに悲しくて悔しくて泣いてしまうことが多いし、先のことはわからないけど、この日が楽しくてよかった。わたしは2016年にもう死んだし、この先成仏できることはないと思うんだけど、地図のおかげでギリギリ悪霊にならないで済んでる。成仏できないけど、生き返れることはあるといいな…… 。みんなで、隣の味スタにまた行きたい。みんなでね!!
SNSタイムに撮らせてもらった写真を貼って、締めとしたい。吾郎さんが華麗に舞っていた。
映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」
明日からなんですけど、試写会で拝見。ゆるく感想を。
原作未読。宣伝の印象よりも軽やかで、そして「いい話」だった。優しい世界。多少ネタバレなのかもしれませんが、代替医療詐欺で金を巻き上げられたり、親戚のおばさんが連れてきた拝み屋が居座って出ていかないとか、そういうんじゃなかった。良かった。子供の頃に身近でそういうやばいことがあって、とてもトラウマなので、めっちゃびくびくしていたんだけど、息子が滝行やお百度参りの願掛けする(予告にあるそのシーンがなんとなく嫌な予感を呼ぶ)だけで、ちゃんとした話だった……。いつも、買った原作も、各種雑誌インタビューも読まずに積んでるのは、映画をなるべくまっさらで観たいからなんですけど、読んでたほうが良かったかもしれない。
いろいろ身構えて観てしまったけども、めっちゃおもしろかった。ずっと淡々と進む物語が、お母様が亡くなられるあたりから、重くなるわけではなくて、重心の位置が変わって、浮遊感があるような、その体感が、カタルシスともちょっと違って、とても良かった。
ちなみに、試写会のときのアフタートークが、すごく身にしみた。→映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」公式サイト » 公開記念トークセッション実施レポート
以下、ちょっとだけネタバレ。
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