かくれが

とあるスマオタの備忘録

ウルトラマンサーガ

http://www.ultramansaga.com/

今年は初日から! 舞台挨拶行ってきたよー。隊員服のアスカはもうそれだけで特別……かっこよかったわあ。電飾入ってるガワとか見たの久しぶりだよ、かっこいい。タイガのブレスも光るやつでねー! ゼロたんとおそろいかわゆす!! てかゼロ見たのもしかしてはじめてじゃね? なんにせよ川崎まで行かないと会えない関東のウルトラ事情、埼玉県民には厳しい!w

まあ、泣きましたな。女、子ども、ウルトラマンに弱いわたしの涙腺ですけども、弱いものしか映ってねえんだもん(笑)。ついでに言うなら、ウルトラオタで、ダイナ贔屓、アイドル大好き、イケメン大好き、つるのファンと、全方位に勝ち組すぎますが、そうでなくても、誰のこころにも響く、まっすぐな物語だと思います。「あきらめるな!」「本当の戦いはここからだぜ!」と、今この時に生まれた、いま観るウルトラマンだと思います。あざといと思う人も多そうだけど、わたしはラストのあのカット号泣した。ウルトラマンはいまもわたしたちを見守ってるよ!

ダイナを完走してるひとにはぜひ観てほしい。今作までにもちらほら出てるアスカですが、これが直系の続編だと思います。で、今作(に限らず近年のウルトラ映画)のすごいのは、観てなくても十分にメッセージは伝わるところじゃないでしょうか。いや、あたしは知ってて観てるから、必ずしもそうだと断言はできないんですが(笑)、ダイナという作品のテーマを伝えるために必要なことを絞り込んで見せるのではなく、知らない人にも伝わる形で違和感なく仕込んでくるこの丁寧な仕事は、ほんと近年のウルトラ映画の秀逸な部分だと思います。

チームUもみんなかわいくてかっこいい。わたしは推しメンいないんだけど、もうもう秋元さん素敵! 素敵!! 顔立ちがちょい昭和なので、とてもウルトラに似合う……。えけびっていっぱいいるけど、誰も顔とかわかんないよー!って思っても、ぜんぜん大丈夫です。キャラ付けがとても上手なので、リーダーの子、看護士の子、いちばんヤンキーな子、メカニックの子……って感じで、把握できるはず。

あ、3D。ウルトラ初の3Dだったんですが、わたしはどっちでもよかったかな……。もともとあんまり3Dに興味ない所為かも。万華鏡のぞいてるみたいで、なんか逆に狭く見えちゃうんだよなあ。なんか時代についていけないひとっぽいっすね!!(笑)そのうち見慣れるのかしら。前売りもう1枚あるので、最低もう1回観ますが、たぶん2Dで観ます。特撮のデキは言うまでもなく最高です。久しぶりのビル群での巨大戦さいこーっす!! 劇場で聞くゼットンのびろろろろろろろの絶望感たるや!

以下、ネタバレを交えつつ。
タイガかわいいねー!! もう三十路っつーか三十代も半ばに差し掛かるDAIGOさんですけども、タイガはダイナの活躍時の十五年前に少年だったので、二十代半ばの設定なのかな? その世代の俳優さんなんて、他にもたくさんいるのに、だいごさんなのは、年に一作の映画だけで勝負していかなきゃいけない今のウルトラシリーズの、プロモーション的な面が大きいのかとは思いますが、一見軽く、ちょっと斜に構えた、そんな中にトラウマを抱え、しかしまっすぐに立ち向かっていく、だいごさんらしい、だからこその素敵な新ヒーローでした。しかしここにもうひとりの年齢不詳、三十路ショタを通り越し(?)て、三十路ロリというジャンルを確立する太陽くんもいるので、ちょっとよくわからない(笑)。中の人的にはタイガのが年上だけど、タイガは若造の新人で、ムサシは歴戦の勇者でよきパパなんだもんww ちょっとむずかしかったなー。だいごさんは、ほんとプロモーションばっちりだよね。各種テレビ露出もそうだったし、今日の舞台挨拶も抜群の安定感……ゼロとネタ合わせしてきてて、くっそかわいい。まあ舞台挨拶自体はほんとふわっとしたかんじだったんですがww

本編に話戻しますが、元の世界のスーパーGUTS隊員としての活躍も、もうちょっと観たかったかなあ。演技を不安視する意見を、ツイッターなんかではよく見た気がするんですけど、わたしは他ドラマとかで見てても好き(単発ゲストだけど、LADYの犯人とかほんといい)だし、今作でも好きだなあ! ちょっとつまんなさそうにする顔とかとてもかわいい。メビウスのころからずっと、憑依するウルトラマンと、憑依される人間の交流を、もっと掘り下げてる作品が観たいっつーのがあるんですが、今回は「ウルトラマン嫌いの人間」ってことで、だいぶ踏み込みましたな! どっちかというと、タイガの(自分自身の無力感を重ねての)ダイナに対する感情の動きのほうがメインだったので、やはり納得はしてないんですけども(笑)。リュウさん思い出す。ゼロ、わりと添え物だったね。あくまでタイガとアスカの物語、そしてそれを見守るムサシとゼロみたいな。三人のヒーローの対比が、これ見よがしにやるんではなくて、たとえば、タイガは少年(タケル)を抱えて走るシーンが、ムサシは子どもたちに囲まれて遊星ジュランの話を聞かせるシーンが、アスカはチームUを率いて怪獣への備えをしたり歌を聞かせたりする回想シーンがとても印象的なんだけど、それぞれのキャラにマッチしててほんと素敵なの。

戦闘スタイルもそれぞれ「らしい」のがむねあつ。サーガのデザインもなー、好かんと思ってたけど、見たらかっけえんだよなあ。合体に抵抗つーか違和感あるひとには厳しいのかな。わたしはそーゆーのメビウスのときに済ませちゃったから(笑)。しかし、タイガアスカムサシタイガアスカムサシタイガアスカムサシ(エンドレス)(観た人にはわかると思う)のシーンはちょっと吹いた。しかも3Dだしさ(笑)。石化もきっちり押さえて来るなあ。ウルトラの様式美だけど、毎回違和感なくほんときちんと盛り込むんだよね。とにかくかっこよかった。ハイパーゼットンは、やっぱオリジナルのデザインには敵わない気がしつつも、十分かっこよかったです。幼態のが好きだな。あと、今回の怪獣のチョイスは渋いなあ。チビトラマンゼロいいな!w なんか、ありそうでなかった感じだww

アスカの描き方がちょっときれいすぎるかな。ほんとはわりとどうしょうもないひと(笑)なんだけど、そういう面まではこの尺では盛り込めないんだなあ。チームUといたころの回想か、エンディング後になんかちょっと気の抜けたシーンあればよかったかも。タイガのむちゃくちゃな面と重ねてるとこで、補おうとしてるのかなー。「君だけを守りたい」が素敵すぎてこまる……あたしあれそんなに好きでもないはずなんだけどな(笑)。歌というのは思い出も込みで歌なんだというのが持論ですが、それでいうとつーのさんを好きになったこの数年で、ぐっと好きになった歌なんだなー。

観てきたばっかりでとっちらかっておりますが、とにかく楽しくて、こころに響く、素敵な映画でした。わたしやっぱりウルトラマンがだいすき!!