かくれが

とあるスマオタの備忘録

北山宏光さんの退所について

ここの存在を思い出したので、書いておこうと思う。まとまってないし、中身もないが、たぶん後日のわたしが読むので。

SMAP界隈は昔からジャニオタ亜種で、「担当」だとか「自担」だとか言う風習が薄かったので、SMAP育ちのわたしにとって堂々と、自称も他称も名も実も「担当」と名乗れる人は、結局北山宏光さんだけだったように思う。もう何年も、ジャニーズとなるべく距離を置いてるので、おそらく最初で最後の自担が、事務所を辞めてしまう。

報道*1が出たときに最初に思ったのは「SHOCKのチケット持ってて良かった」だ。わたしは本当にあの人のステージパフォーマンスが好きなので、もう見られないまま終わってしまうのは、あまりにしんどい。しかし、実際に五月にSHOCKの北山くん見たら見たで、これを失うと思うとしんどくて泣いた。わたしは明確に「あんな事務所早く辞めちまえ」派なので、退所自体は祝いたい気持ちがある。*2さらに、北山くんはずっと、キスマイに北山くんがいなくてもいいようにしてたのも、なんとなく感じており、なんら疑問を抱く余地すらもない。ああそうなんだ、とうとうなんだという納得感すらある。とにかく、わたしは北山くんのすることに、すっかり不満を持たなくなっていて、この信頼がいつごろなんで芽生えたのかはよくわからない。北山くんがそうするんなら、それでいい。いつもめちゃくちゃ素直にそう思う。だから、今度のことも、それでいい。でも、寂しい。

六月中旬、正式発表の後、火曜日のみやっちのラジオで、水曜の北山くんのラジオのあと、来週お話してくれるって言ってたので、水曜日が過ぎ、土曜日のがやちゃんは話すことは予測できたはずなのに、めちゃくちゃ油断して聞いていた。なぜか、スルーされると思っていた。なんだかんだ言って、ぜんぜん冷静ではない。たぶん、心の奥ではその話を聞きたくないのだ。

そこからの日々は、心のくっちゃくちゃになった部分を丁寧に広げて、皺の折り目に溜まった埃を取り除いて、きれいにアイロンで伸ばして、きれいに折り畳みなおすみたいな感じ。七月後半にはある程度落ち着いたけど、落ち着いてしまえば虚無の日々。最後の曲とかどう受け止めろっちゅーねん。もっと言ってしまえば、全員辞めてくれれば良かったのにという感情もある。いま事務所まわりあれでそれだし。正直、北山くんが辞めなくても、もうあの事務所でキスマイの未来ってないんだと、この数年思っていたので、どうにも現状が呑み込みきれない。キスマイに望むことは、本質的には「できるだけ長く一緒に生きていきたい」だけだったが、この願いって、長くはないと思ってるからこその願いなわけですよ。

北山くんのいないキスマイを好きでいられるのかは、正直いなくなってからしかわからない。個人個人大好きなので、八月はむしろ個人仕事の方が楽しく見られたくらいなんだけど、キスマイとなるとどうなんかな……。FC更新が九月なので、あと1ヶ月で腹をくくらねばと思っている。

SMAPの2016年を思えば、寂しさとしか戦わなくていいのは、随分と楽。と、思うことにより、なんとか今日を迎えた。北山さんに素敵な未来がありますように。でも、ぜんぜん心配してないんだよな……だって北山くんだもん。北山くんは心配じゃないが、北山くんを失った九月からのわたしが心配。なんと、好きなアイドルがいない人生が、初めてなので。十年以上、担当でいさせてくれてありがとう、北山くん。

*1:余談だけど、文春の報道がオタクの間で確定情報として扱われるの、隔世の感がある

*2:なお、事務所への恨みと批判は、話が逸れるのでここでは控えておくが、何時間でも話せるし、何万文字でも書ける。過去ログにもあるが、わたしは、2016年に何度となく、早く蒲田からゴジラが来てあの事務所燃やして欲しいと泣いていた人間である。