かくれが

とあるスマオタの備忘録

ここらでちょっと北山宏光の話をしよう

ここらでちょっとキスマイの話をしよう - かくれが この続き。2年半前の続き(笑)。

そんなにキスマイの話をしてないように思いますが、最近のわたしは、行動としてはほぼキスマイ担、北山担なのかなあ、と思います。「担当」とか言い出すあたり、スマオタって感じじゃないよね!www いやまあ、キス担のひとと話す時に、絶対「北山担」じゃなくて、「中居担」って名乗るけど!!w わたしは担降りというのがわからない。いや、降りるのはわかるんだけど、担替えがわかんないのかな。中居を好きになったあの日から、他にも好きになったジャニっ子何人かいたけど、中居以外はたいがい数年でそれなりに落ち着いてきた。みんな好きだけど、それはたぶん、スマがいて、中居がいて、その先の話なのだ。そもそも、すばちゃんを最後に、わたしはちょっとジャニオタを休み、しばらくの間、特別好きなジャニっ子は増えなかったのだ。

2011年、十数年ぶりの担降り候補の登場、北山宏光です。最初とにかく抵抗がありまして(笑)、だって今さらじゃないですかー、デビュー前からずっと知ってるっちゅーねん、あたしでも知ってるっちゅーねん。あとからえんえん考えましたが、はじめて現場でちゃんと(たくさんいるバックでなく)見たのは、KittyGYMのなんかの番協?に連れてってもらったような記憶がなくもないのですが、みくし日記のログにさらっとメモがあっただけで、よく思い出せぬ。キスマイも、北山さんも、知ってるけど興味のないものだったけど、デビュー前後から気にしだして、すっころんだ経緯は、先の記事に。しかしですね、わたしとにかく抵抗がありまして、その記事でも書いてないことがいっぱいある(笑)。

そして、北山さん。最初に気にしたのがいつかがわからない。

はい、これ嘘!www 目をつけたのはデビュー前に出たスマスマのジュニア100人企画で、明らかに喋り担当だったことと、それがこなれて見えたこと。今見るとぜんぜんこなれてもないんだけど、その時はそう見えたんだwww 番組で一番印象的だったのはがやちゃんなんだけど、自分は北山なんだろうって迷わず思ってるよな、この時点ですでに(笑)。

はっきり気にし出したのは、ちょっと突飛な演出が目立つ「美男ですね」において、あんなに印象的に歌い出しがかかる「このじだーいのちゃーんぴょーんさー」が、出てない北山くんだと突然気付き*1、ちょうど発売日前後で歌番組が続いてたので、きちんと録画し、北山藤ヶ谷がメインボーカルであることを改めて意識、歌割りを追いかけ、きれいで癖がないけどちょっとふらつく藤ヶ谷、好みの分かれる声質と歌唱法だけどそこそこ安定してる北山で補い合ってるんだなあみたいな、ツートップ脳を発揮した覚えがある。余談ですけど、北山歌いだしに違和感ってことは、メンバー主演ドラマ主題歌=メインボーカルはその人って思い込み強いんだな。わたしにとって、観てるドラマの主題歌でしかなくて、ジャニーズの新しいユニットのデビュー曲って重さは、このあたりでようやく発生したんだと思う。1枚買いました。

そして、この時期に放送された27時間テレビが中居MCだったので、レコ用の外付けHDDを買い足したばかりでレコの空きに困らなかったために、録画癖を遠慮なく発揮して、キスマイの出る番組はほぼほぼ録画したように思う。つーか、27時間のいいともゲストがスマで、前日にスマ呼んだのがキスマイだったんだけど、それも録画してあって、スマの電話おさえられたので、「ありがとうキスマイ!」ってなったな。このころはまだ雑誌なんかはそんなに追ってなかったけども、各所で「目標は中居正広」と話してるらしいことは知ってた。とうとう、後輩に明確に目標にされるようになったの、ちょう誇らしかった。まだ、主は中居だ。

秋には図書館がはじまり、かなりの頻度で共演が見られるようになった。当時印象的だったのは、キスマイ数人がどこかに軟禁されて、なんらかの試練を課されるコーナー。藤ヶ谷さんが翻弄される姿が、とてもおもしろかった。がやちゃんの眉根を寄せた困惑の顔は、派手さはないけどじわじわおもしろい。今思い返すと、なんでも淡々とやり抜く玉森さんもおもしろいのだが、当時はわかんなかったな。ああいうたまちゃんが開花するのって、一万円生活なのかな。さておき、北山くんに話を戻すと、軟禁シリーズよりも、スタジオのちょっとしたやりとりで、「おっ?」と思わされることがちょこちょこあって、わたしの北山くん贔屓がじわっと進みます。一番覚えているのは、2012年1月のタクシー運転手の回。タクシーに乗ったカップルの再現をするために、中居さんは北山くんを彼女役に呼びます。中居さんの隣に座った北山くんは指示されるまでもなく、中居さんの肩にことんと頭をのせました。彼女ですから。しかしご存知他人に触られるのがあまり得意ではない中居さんは、身体をびくっと震わせて驚き、北山くんをぺしっと叩きました。その時の北山くんが、本当に嬉しそうだったのだ。してやったりの顔だと思った。中居をビビらせ、叱られ、嬉しそうにしたのだ。わたしはわりと動揺した。そんな子、見たことない! 年が近いならともかく、一回り以上年下の子が!!

それからまもなくの2012年2月、今もこの辺境日記にすら検索ワードとして頻繁に現れる、中居ライン・木村ラインの話が、中居の口から出ます。知ってた! 知ってたけど、わたしはなぜかわりと中居の言うことをちゃんと聞くので、「中居がそう言うんなら、そうなんだろう! わたしが北山にひっかかってんのも已むなし!!!」と、少し「今さら北山」に対する抵抗感が薄れます。春には、非ジャニオタの友達が、コンサートに行きたいというので、東京ドームなら探せば見つかるだろうと、2階だけどスタンド正面の見やすいチケット2連で譲っていただいて、ミントコンに入った。トドメ。前述の記事に書いたことと重複しますが、コンサートで歌って踊る北山さんは、ほんとうに本当に素敵だ。わたしがあんなに双眼鏡を覗いたジャニコン、あれがはじめてだったし、今も初日は北山さん見たすぎて、双眼鏡をほとんど放せない。この時期、NACSの本公演でわりと手一杯だったので、友達が行きたいって言い出さなければ、チケット探さなかったし、翌年のツアーはもう探して手に入るような状況じゃなかったので、彼女がいなかったら、わたしはたぶんあのまま「この子やるなあ」で終わったのだ。縁は異なもの。ここで、ようやく、中居を外して、北山さんを好きになりはじめます。濱キスも始まったしね。ここまでは、中居付きのことが多かったので、そりゃまあ中居ありきなのだ。

とはいえ、中居ラインの、師弟とも違う、兄貴と押しかけ舎弟のような関係性は、常にわたしを萌え転がす……。非難轟々だった図書館のどっきり企画も2012年春。中居の顔色をうかがう舎弟っぷりがまたかわいいったらない。秋に収録、年末に放送になったギフスマコンバックダンサー企画では、VTR内では中居の控室に顔を出した際に、普段適度な距離感を崩さないはずの藤ヶ谷さんに密着と言っていいほど寄り添い、スタジオでは中居に脅され小動物のように震えていた。かわいい。ほんとかわいい。子リスか。いや子リスは中居なのだが(木村談)。ただ、最初の頃に感じてた「おっ?」ってポイントは、図書館でもそれ以外でも減ってきた。というか、たぶんわたしの要求が高くなってきたのだ。ちょっと気の利いたこと言ったくらいじゃ、ポイント加算対象外。それくらいできて当たり前という。ハマりたてのデレ期が過ぎて、ちょっと文句言い始めたりもしてた。2012年後半は、他メンバーに「中居さんみたい」って言われることが増え始めたころでもある。

2013年になると、わたしは突然横尾さんにハマる。M誌一万字からの銀英内乱です。一過性で終わるかと思っていたが、2015年頭のわたしもまだぜんぜん横尾厨だ。北山担で横尾厨って表記することにしてるけど、そのくらいわたしの中の北山さんが揺らぐこともない別の種類のハマり方で、ただキスマイに対する執着要素がいっこ増えただけだ。横尾の話はまたそのうち書くかもしれないし、書かないかもしれない。舞台だと、キフシャムも、ドリボも、他担だけどすごい楽しかった。わたしはやっぱり北山担の前にキスマイ担なのだ。みんな大好きだ。しかし後半、キスマイに対する停滞感が出てくる。いまさらのアリーナツアーの激戦ぶりに加え、そんなにぐーっとこないライブだったのがしんどかったのかもしれない。単純に飽きのくる時期だったんかもしれない。楽曲リリースが雑に感じてたのもあるかもしれない。結局、何かその辺全部なのかな、愛唄の感想の最後のほうにそれっぽいこと書いてるんですが、ちょっとキスマイを見るのがしんどくなっていた。でも、ツアーの追加公演的におこなわれたスノドは、すごい楽しかったよ! 冴えないと感じたツアーを、きちんと組み立てなおして、すごく魅力的なライブになってて嬉しかった。だから、しんどさは少し感じてるんだけど、楽しいのは楽しいままなのだ。

話が少し前後しますが、2013年秋に、わたしが待ち望んでいた、北山単独ラジオが始まる。ひとりできちんと喋る機会って、絶対持ってた方がいい。そしてこれが、おもしろくないんだ(笑)。たぶん北山さんって、話が上手い下手の前に、おもしろい話など持ってない人なのだ。と、これ以前から思っていたので、それを前提とした企画のように思えて、大事にしてもらえてるなあ、と。日々おもしろい話を溜めて、おもしろく話さないと、できないもんねラジオ。そんなラジオの初回は、中居の話でした。要所要所で、ここを突いてくる……。停滞感の要因のひとつでもあったであろう、北山さんの「プチ中居っぽさ」を、本人もちゃんと認識して、反省してるってのが、すげえ嬉しかった。有用なとこだけ盗めばいいよ、キャラ的には中居あかんよ(笑)。ただ、この時期に、舞祭組ができ、中居さんのキスマイへの関わりは、そっちが主体になっていきもするので、中居ライン的ツボは減っていく。

翌2014年、前述の愛唄で北山担ぶりを再確認し、泣くほど悲しくも嬉しくもあったんだけど、これまた前記事にちらっと書いたとおり、3月のセブンイベントが、キスマイとしてうまくいくことをすごく感じさせるもので、わたしはそういう感慨をそこではじめて得た。人数が限定されるイベントだからかもしれないとも思ったけど、その後ツアーがすごく楽しかったので、杞憂だった。楽曲的にも、3/4体制による固定が徐々に柔軟になって、キミとのキセキ(2013年8月)あたりからちょっとずつ、7人ならではのフォーメーションだったり、歌割りだったりが広がり始めて、光のシグナル(2014年3月)はがっかりPVに翻弄されつつも、今現在もっとも好きなフォーメーションの曲です。がっつり踊りはしないけど、Thank youじゃん!(2014年12月)はほぼ「7人」の歌になったと思う。衣装の色などどうでもいいが、7人という人数を活かせないままでいることがもどかしくて仕方なかったので、これであとはせめて年に1曲くらいはローラーはいてくれれば……!!w おかげでこの2015年はじめ、キスマイが大好きだ。新春イベントも、なにをやるのかもよくわかんないし、そこそこ不安だったけど、福笑いみたいな、わりと出たとこ勝負の企画も、なかなかうまくまわしてて、いやほんとキスマイちゃんできる子! 日に日に向上!! と、母を通り越して、婆はデレデレしています。北山が主、宮田が副、にかせんが裏みたいな回し方、とてもいいと思う。7人で喋っても、渋滞も事故も起こらなくなって、ほんと見やすくなったなあ、MC。

キスマイを安心して好きでいられると、北山さんのこともますます好きだ。3年見てきて、「こうしたい」「こうなりたい」と口にしたことを、きちんと実現していくとこなんかにも気づいて、さらに好きになった。2014年の北山さんは、出るとこと引くとこの見極めがお上手になったと思う。ちょっと引きすぎくらいに引いてるほうが、わりと圧の強い人なので、ちょうどいいんじゃないかな。27時間テレビのスマブサで、生放送の仕切りも、見応えあった。うまくやってたとは言ってない!w 中居さんの赤ペン作業が胸に痛いが、ぜったい本人の糧になってるので、ほんと見応えあった。中居ライン的見どころの些細な点をあげると、先日、UTAGEにゲストで出た際に、北山くんがマイクを持ち口を開いたタイミングで、中居が喋っちゃうって場面が目立つのが、ひっじょーに今の中居ラインらしいように思う。玉森や藤ヶ谷には喋る間を与えても、お前には隙を作らねえぞと(笑)。引いてばかりもいられない。ああいうとこでぐいぐいいけるといいなあ……。

……なんて思っていたら、昨日の「ナカイの窓」です。なんでこんな話を急にだらだら書いたかというと、昨夜の北山くんが、がっついてて素晴らしかったからです。楽しすぎて、一時間無駄にめっちゃ立ったり座ったりした。ぐいぐいいってた。企画自体の雰囲気が強いんだとは思いますが、ぜんぜん怯んでねえし! 中居を「かわいい」とまで言った。よく言った。中居が二次元並みのツンデレでほんとはいいやつでかわいいことくらい知ってますけど(どさまぎ突然の中居デレ)、北山くんもそう思ってるという現実すごい。中居がまだ何者でもなかった時代(裸の時代用語)の話、神妙な顔で聞いてるのも尊い。中居に圧をかけられてんのもかわいい。27時間スマブサの話、詳細にありがとう!! 32歳まで。うん、そうだね。デビュー時からずっと時間ないことに対する焦り口にしてるから、本人も知ってると思うけども。楽屋で盗み見とかも、むねあつ以外のなにものでもない。まだぜんぜん自分の中で消化できてないんだけど、おなかいっぱいすぎた。録画リピれないもん(笑)。最後の診断結果については、知ってた速報!!! って感じなんですけど。いやもうほんとわたしが3年間見つめてきた北山くんの軌跡尊い。これからの未来もきっと尊い。余談ですが、北山くんが台本覗き見てるのはあんなに恥ずかしがったのに、横尾にはノート見せたんでしょう!? ねえ! なんで横尾にそんな優しいの!!??? ずるい! でも、北山くんには厳しくしてていいよ!!www ただ、まだ諦めてないのかどうか知りませんが、諦めてないのなら、北山くんの飲みの誘いは一回くらいは応えてあげてください!!! かわいそうじゃん!www

ここまで3年ほどかけもやってきて、いやまあ早いうちに気づいてたことではあるんですが、北山くんはぜんぜん中居タイプではないのだ。SMAPで例えるなら、強いて言えばきむらちゃんに近いように思う。熱量の大きさとか、意地とか、頑丈さみたいなとこが。中居に近いのは、がやちゃんかなあ。細やかさというか神経質さというか。*2わたしは、中居担だから北山くんを好きになったのは間違いないけど、北山くんは「中居みたいなことがしたい」んであって、「中居みたい」ではない。そこが、安心できる。中居のことが好きなんじゃなくて、中居の歩いてきた道と、今立ってる場所と、そういうことに憧れてるのだ。それは、わたしが好きな中居だ。中居の仕事ぶりが好きだ。中居の性質に憧れても、それは獲得できるものではないが、中居の得たスキルやなんかは、盗むことができる。わたしは中居の後輩の活躍の芽を潰したいという趣旨の発言(例、いのっちやたいっちゃんの帯、翔ちゃんのキャスター業など)が、昔から好きなのですが、あそこに北山の名前が加わることが、(私の勝手な)目標です。それはそれとして、すれ違いざまに肩ぶつかって、「うわあああああ! 骨折れたああああ!!!」「おうおうおうおう!! 兄貴になんてことしてくれてやがる! 慰謝料百万円払ってもらおうか!!」(中略)「いや北山、そこら辺にしとけ」「兄貴!? なんとお優しい……! おい、兄貴のお人柄に感謝しろよ!!」っていう、チンピラコントやりませんか中居ライン。

ここしばらく、中居ラインって単語も忘れていた気がするのですが、忘れた頃ににここに戻ってくるんだろうなあ。じたんのちったいおじさんと、ちったいかわいこちゃん(ただしこちらも三十路手前)の、師弟になりきれない、たぶんなることもない、遠い背中を追う関係性、尊い。そして、ここに戻ってこなくなるのが、北山さんの目指すべき未来なのかな、と思います。こんだけ書いたけど、中居ラインとかいうより、北山さんのなんかすごい頑丈そうなとこが好きです!!!(2015年1月現在)

せっかくなので、楽しかった2014年ツアーのBD・DVD貼っとく!! 最近、周囲に新規ファンがちらほら現れて、ほんとおすすめだから!! って、しょっちゅう言ってるw ほぼほぼ私信ですが、とりあえずはこのどっちか買えばいいと思うよ!

*1:たしか2話か3話。4話放送日に友達の家にいて、この話をした覚えがある。そしてその友人は後述のミントコンに入るきっかけになった友人である。その後、一万円でがっつりたまちゃんに落ちるのだ。因果。

*2:実際、中居→藤ヶ谷って降りたという方にはよく会う。先日、チケ交換でご縁のあった北山担さんが、元木村担だと知った時は、嬉しかったw