かくれが

とあるスマオタの備忘録

ジャニーズ事務所って馬鹿なの?

たいしたことは書いてない。わたしの不機嫌を記録してるだけです。

馬鹿じゃないの。と、いうのがSMAPの解散が事務所から発表になったという報道を見た感想でした。既に寝ていたわたしを、家族が気遣って、話してくれたが、「馬鹿じゃないの、事務所」と言って、もう一度寝た。就寝前に、ネットメディアのリークは見かけていたが、あまり真に受けていなかったのは、それが8月14日というお盆まっただ中の日曜日で、さらにはいま毎日中居がオリンピックキャスターとしてテレビに出ている時期に、そんなことするわけないと思ったからだったけど、ジャニーズ事務所はそんな常識の通用する会社ではなかった。二十数年間かけて学んだはずだったが、わからなかった。わたしにわかったことは、SMAPくらい社会的に成功したって、えらいババアに嫌われたら、こんなさらし者にされるということくらいか。

ただ、タイミングはともかく、この日が来ることはとっくに知ってた。SMAPはもう1月に殺されたのだということくらいは、理解していた。トドメをいつ、どういう形で刺されるのかが、わたしに知らされただけで、なにも変わってない。わたしが大事にしていたものは、殺された。せめてこれが誰かの得になるのなら、納得のしようもあったかもしれないけど、誰一人得をしない形で、ただ殺された。

解散の理由は、メンバーの不仲なんだってさ。仲がいいか悪いかなんて、はかるものさしもないし、どうとでも言えるし、だいたい不仲でうまく運営できないというなら、それをサポートするのがマネージメント業務だと思うんですけど、長年SMAPの世話をしてきた飯島マネージャーを追い出したのも、事務所のほうじゃないですか。飯島氏を欠いたジャニーズ事務所では、SMAPは扱えないという敗北宣言ではないのか。馬鹿じゃないの。マネージメントを放棄し、ストレスフルな環境に追い込んで、もう無理だ解散だって、そりゃそうだよ。

だいたい、メンバーの不仲が原因なら、関係各所に不義理をはたらいていいとでもいうのか。所属レーベルであるビクターも、各CM企業も、TV局も、どこもかしこも寝耳に水だったそうじゃないですか。ビクターに筋通すっていう当たり前のこともできないあたり、社会性のかけらもないと思うんですけど、こんなん当たり前にのさばってていいのか。不仲かどうかはさして問題ではない。不仲だからって、こんな不義理者の扱いされるのはおかしい。論点のすり替えも不愉快だ。

権力があればなんでもできるのかもしれないが、その力って使ったら目減りするだろうし、反動もあるだろう。その反動って、どこに返ってくるかって、もちろん他のジャニーズタレントだろう。その反動もぜんぶきれいにその権力で消してくれるのか。だとしても、その庇護って、いわゆる飯島班だったキスマイたちにも及ぶのか。SMAPを害するための毒は、いずれあの子らがかぶるんじゃないのか。不義理をはたらかれた会社は、会社としては権力に従うかもしれないが、そこにいる個々の人間の不信は残るだろうし、それは追々タレントへのマイナスになるんじゃないのか。SMAPファンでもジャニーズファンでもないひとに、好印象が残ったとも思えない。

事務所を一方的に悪者にするのはよくないという意見をよく見かける。事務所が悪い、SMAPが正しいなんて言ってない、むしろ事務所側の主張に従って話してるつもりだ。ただ、なにからなにまで、馬鹿じゃないの。誰が得をしたの。このひどい茶番はなんのためにあるの。SMAPはなんで殺されるの。なんでわたしは二十数年大事にしてきた大好きなSMAPを失うの。もう怒ってないし悲しくない。というか、ずっと怒ってるし悲しんでるので、それが常態になってしまった。だから、ずっと機嫌が悪い。