かくれが

とあるスマオタの備忘録

舞台 銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突

わああああああん!! 私の愛と憎しみと呪いの銀英舞台が終わったよおおおお>< いや、はじまったばっかですけど激突。しかし、初日でだいぶ憑き物落ちた……私もう世界を呪わなくていい……!w いや、一応、いんたーねっとの海に、呪いの言葉とか撒き散らすの嫌ですし、それなりに黙ってたけど、これでもうわたしの大好きなものを、口汚く罵られる機会がほぼなくなるのだと思うと、安心感で涙が出そうになった、初日終演後……。わたし、ほんっとに三章内乱と、あのラインハルトとキルヒアイスが好きです。好きなんです。それだけなんですが、そんなやつに生存権のないような世界、銀英舞台……。芝居が下手だったとしても、それ以外の事の責任までおっかぶされる謂われはないし、芝居が下手でも私の心掴んだ時点で、私の中では世界一じゃないですか。それくらいのことは許されてもいいだろう!!!www ……いやもういいんだ!! 終わったし! 内乱のDVDと、私のラインハルトとキルヒアイスの幻影が垣間見える激突のパンフレットを胸に、墓に入ろうかと思う。以下、ネタバレ感想。
一応キャストのファンのはずが、それは横に置いといて、銀英舞台のファン(一応)。三章内乱以降、初陣、激突前夜と、それ以前の第一章、双璧、二章、オベを映像で観ました。残ってるのは撃墜王と星闇。アニメはごく序盤のみ。原作は相変わらず未読、というか積読。買ってあるんだだいぶ前に。私の呪いが完全消滅したら、読みますね……。

うーーーーーん、前篇のがおもしろかったかな。原作がある以上、ストーリー展開は動かせませんが、パンフレットなんか読むと、ここで終わると決められてたっぽい舞台最終作だというのに、この歯切れの悪さは一体。ここで終わるんなら、三章で終わっといたほうが、すっきりしたのになあ。崔さんの演出は、すげえ個性的っつーか、変わってる。映像監督さんの舞台演出って、映像系の人共通の癖みたいなのがある気がするんですけど、それはあんまり感じず、個性的な舞台だなあ、と思いました。なにが起こるかわからなくて、気を抜かず、集中して観られたなー。銀英舞台には珍しい、わっちゃわちゃするコーナー……っていうか、舞台ばさの宴会芸パートみたいなのあったのも、目新しい。いやだからなんで最終作、しかも前後編の後で目新しくしてきたのw 前篇との統一感が皆無で、ちょう気になるんですが、動員数から言って、前篇観てない人のほうが多いので、これでいいんでしょうかね……内容云々置いといて、そういうとこが、最後まで好きになれなかったです舞台銀英……。

キャストが多くて、このひといなくてよかったよね? って感じるキャラの数が、片手でおさまらないのは、好意的に解釈すれば、最終作なのでとにかく多数のキャラを出そうという配慮なのかなあ、とは思いますけども。ああでも、本編では何故か霞みがちな双璧が、今回は丁寧だったので、嬉しかったなあ。ニカちゃんのミッターマイヤーは、やたらかわいい。ラインハルトとのシーン好きだな。平田くんのロイエンタールは、他のどのロイエンタールより、ミッターマイヤーの言うこと聞いてくれなさそうで、そこもまた良い……。小谷ビッテンはとにかく長かった。脚とか。オベ様はお変りなく。しかし見せ場少なめ……カテコ以外でお歌聞く機会はついぞなかった……。ヒルダは今回ようやく!なシーンあるのに、あそこのラインハルト様ほんと怖いよう。間宮くんの大きなお芝居が、病みラインハルト迫力出しすぎだよう。いつもどおりお美しかったですけど。たった一年しか観てないけど、そもそもはじめて観た瞬間から年齢にそぐわないほどの立派な役者さんでしたけど、それでもこの19歳から20歳の一年、大人びたなあ……。カテコでふにゃっとしちゃうのも健在で、かわゆすかわゆす。エミールさんは、あまりの可憐さに、ラインハルト様に取って食われるんじゃないかと思った。女性が男性役とかって、はじめてだよなあ。目新しいことをなぜここで略。キルヒちゃんかわいい! 前篇より出番ちょうすくなくて悲しい。っていうか、このくらいだったら、アッテンと二役できたよね……? いや、そんなんされたら、あのチョコのくだり1シーンのために、毎日青山行ってしまうが。

さて、同盟に目を向けると……多いよ! すげえ人数多いよ!!! メインビジュアルとかぼんやり見てて、そんな多いと思ってなかったけど、よく考えたらメルカッツとシュナイダーは帝国の軍服着ててもこっちだよ、多いよ! おかげで、どのひともいまいち目立たない……。ポプランとコーネフは別だけども。ポプランの独唱すごかった……。出撃するときのあの曲、コーネフとのハモリのやつ聴きたかったけど、こっち優先されるのはしょうがないかなあ。亡命上官と部下は、お旅行シーンかわいかった。でも、その思い出、違うシュナイダーで再生されちゃう>< キャストがちょこちょこかわるの、最後まで馴染めないままだったなあ。のんちゃんシュナイダーかわいかったけど。ファイト一発ネタ初日から見られたしw パーティーシーンは、アッテンボローにぐいぐい押されてるのもかわいかったなあ。さなちゃんは、あのユニフォームちょう似合うちょうかっこいい。パンフレットのおさしん素敵すぎるので、いますぐフォトセ売れよ! ジャニ勢の生写真ちゃんと売らせろよ事務所!!!>< ビジュ的にも、役柄的にも、のんちゃんさなちゃんちょう推せるので、こわごわチケットとったであろうぬんぼ担のみなさまも、いい酒が飲めてるのではないかと、お祝いしたい……! きすまいさんもかっこよかったよ……アッテンボローかっこいいよ、びっくりしたよ……。あの人数が同じ制服着てても、アッテンだけ一発で見つかるよ。お前の体が好きだ(多方面に口癖)。あのスタイルで、あの制服着て、ワイングラス持って、セットの柱に寄りかかって、物憂げに何かを考えてるとか、絶対的に正義……。よこーさんの芝居、わたしは別に下手じゃないと思っていて、まあ上手くもないんですが、かっちかちになっちゃうの弱点かと思いますけど、キルヒアイスはそもそもかちかちなのが、アッテンボローはなかなか軽妙で、見応えありました。ニカちゃんには似合わないってこきおろされてたけど(笑)、当人のキャラと遠かろうと、ビジュアルにハマってるほうが楽しいなあ。意外な引き出し持ってるって見つけるの、楽しいですね。二幕に集中切れかかってるのか、固くなってる感じは受けたけど(笑)。私にちゃんと夢をくれる横尾さんを見せてくれて、ありがとう銀英……。でも、アッテンボロー横尾さんのこと思い出しても、「かっこよかったなほわわん」くらいなので、わたしやっぱり横尾さんが好きなんじゃなくて、内乱のキルヒアイスが好きで好きで、あのキルヒアイスの一部だから横尾さんが好きなだけなんだと思うの。それはむしろ重症な気がするがまあいい。あと体目当て(語弊)。パンフレットで、キルヒアイス役取られて悔しそうだったので、私は成仏できそうです……抱いて墓に入る……。いや、何の話だ。同盟だよ。提督とフレデリカはおつかれさまでした!!! なんか、今回の同盟のみんな、めんどくさそうなので、なんかほんとおつかれさまでした!!!www かわいかったなあ、プロポーズ。ムライさんとアレックスさんは、もうちっと見せ場欲しかったよ……ナレあるぶん、アレックスはまだいいかなあ。ユリアンとマシュンゴの珍道中、商人団のみなさんの雰囲気といい、ワンピースの扉絵のシリーズみたいだw この感じとか、すごく個性的な演出の気がしたなあ。フェザーン親子は前のほうが好きだったなー>< というか、前篇のが強烈過ぎたというか。

なんだかんだで、楽しかった! よ!! ちゃんと楽しかったと言える最終章でよかった。

そういや、終演後に、緞帳のスクリーンで告知された再アニメ化の報に、客席がノーリアクションで、銀英のファンという層には、まったく受け入れられなかったというのが、最終評価ってことなんだろうと思い、だったら誰に愛されてるのかといえば、たいして誰にも愛されなかったのではないかと、切ない気持ちでいっぱいではあります。新作アニメは愛されるといいですね。