かくれが

とあるスマオタの備忘録

テンペスト

9日マチネ行ってきたのに、書きそびれてた。初日よりも細部にわたってスムーズになってて、とても観やすかったです。聞得大君のアドリブっぽいとこは、別にアドリブじゃなかったんだなーとか、あのちょっと変な朝薫セリフはやっぱり間違いだったんだなーとか。初日15列目あんなに若々しく見えたちょうくんは、4列目だと普通におっさんでした(笑)。わたし、ちょっと魔法くらってたww いや、十分若くてかわいかったですよ! ただ、私の脳内朝薫が行き過ぎてただけで! 二度目でもぜんぜん退屈せずに、おなかいっぱい楽しめました!

ちょいネタバレ。
原作半分くらい読んでから観たので、舞台では触れられない、朝薫が寧温に恋心を抱いてるという前提で観ようとしたんですけど、言及されないけど実は好きなんだ、っていう風に観るのも、ちょっと無理があるかな。観劇後に読み終えましたが、これ、原作だとすごく大事だと思うんですよね……。雅博は真鶴が好きだし、朝薫は寧温が好きだという対比とか。なんで削っちゃったのかなあ……残しても支障ないと思うんですよね。そのほうが、原作とは違うあの最期にも説得力出る気がする。寧温のために、いろんなことを見誤ったんじゃなきゃ、なんであんなことしたのさー。だって、火までつけたけど、クーデター成功してない! 原作で真那美がやってることの再現なのかとも思うけど、おにいちゃんが火をかけたほうがわかるなあ。朝薫は、最高におもしろい顔(誉めてる)でサーターアンダギーについて吼え、ボヤ騒ぎを起こして、お亡くなりに……うっ。原作と政治的信条が違うのも気になる。私が言うなっちゅー気はしますが、朝薫いなくても成立しちゃうよな、舞台版。うーん。でも、あの最期のシーンの朝薫すごい素敵なんだよなあ。ほかに、初日はヅラごと飛んでしまった、帽子飛ばされるシーンが成功してて、あのシーンの朝薫がすごいかっこいいのがわかって満足。いや、あそこ、かっこいいという視点では、いちばんじゃないのかしら。そこで飛んじゃわなくてもよかったのに初日(笑)。