かくれが

とあるスマオタの備忘録

burst!〜危険なふたり

6/1ソワレ パルコ劇場

来月、舞台やります! 明日からチケット抽選先行やるからね!! と、チケットノイローゼを食らう余地すらなかった舞台。激戦もいいとこというか、電話抽選先行のエントリーが、あんなにつながらなかったの、はじめてじゃないかな……当たらないの前に、応募できないとか、もうほんと心折れたし、でも行けた……感謝……。公演規模なんかを見るに、あのふたりがいま「やんなくていいこと」だと思うんですよね。「やりたいこと」なんだろう。これってなんと贅沢な話か。これだけの時間あのふたり使って作れるものって、きっともっとお金生めるはずなんだけど、わざわざこれやってる贅沢。

内容としては、脚本演出の仕掛けで見せる三谷さんっぽい2人舞台で、おもしろかったなあ。トークからの弾き語りまでが演出のうちってのも、それっぽい。前半後半での、ふたりの役の入れ替わりが、なんつーても目玉だったと思うんだけど、あのノールックでのお芝居が要求される中で、しかも入れ替えキャストでやるつーこと自体が、お前たちの三十年近くの信頼関係を、親密さを、そしてステージ上での関係性を見せてみろ!っていう、みたにんの要求がすごい。演目自体のおもしろさを超えて、いまこの時に、しんつよで舞台をやる意義を、より大きくしようっていう意図か。よりいっそうの贅沢。すごい。わたしは、役者さんとしては、ふたりとも特別好きなわけでもないんだけど、これを好きな役者で見ると、また違うたまらなさあると思うので、そーゆー視点でしんつよ好きなひと羨ましいなあ。しかしわたしはオタとしてしんつよが大好きなので、もう何から何までしんつよ尊かった。フリートークの流れがある程度段取りになってるであろうことはわかるんだけども、そこはほらしんつよだから。言葉尻一つとっても、些細な表情の作り方見ても、しんつよだからさ、尊いわけさ! なにゆってっかわかんないけど、なんかわかれ(開き直り)。わたしがこの舞台を観るまでに、おたく用語としての「尊い」って、流行っててくれてありがとう。しんつよ尊い。あと、剛はそうでもないんだけど、慎吾がすごく歳相応の雰囲気を見せてくるので、ドキドキしたよ。すまっぷのひとは、現場で見てもテレビと同じ(逆に言えば、生身と同じだけのものをテレビに映せるんだと思う)だけども、あの感じはこの舞台だから見えたのかな、って思う。