かくれが

とあるスマオタの備忘録

舞台「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」

舞台「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」公式サイト

舞台の前に、キンプリという作品の話からはじめようと思う。というか、舞台の感想は最後の方にちょっとあるだけになってしまった。

2016年、SMAPのことでむちゃくちゃ情緒不安定だったわたしは、半ば逆ギレというような状態で、わりと貪欲に楽しそうなことを探しており、周囲にちらほらと様子のおかしなひとを発生させていた、SNSで話題のアニメ映画「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観に行きました。知っていたことは、「プリリズ(ちょっとだけ見たことある)の脇役男子たちのスピンオフ」「尻からはちみつ」「セロリ」程度です。尻からはちみつについては、知ってても見たらまんまと驚いたが、セロリは意外とさりげなかった。いやまあそれはどうでもいい。これがどんだけやばいアニメかは、もう知るべき人は知ったあとだと思うので、割愛いたしますが、SNSで流行ってたから見に行く程度のクソミーハーのわたしに、プリズムのきらめきがガンギマリ。初見、あまりに泣いてしまい、上映終了後まっすぐ歩けなかったのだが、帰り道に同じ回を見たらしき男子3人が前を歩いていて、そのひとたちもちょっとよろめいてたから、あれなんかそういうもんだと思う。効くやつには効く。キンプリの何がそんなに響いたのかは、未だに言語では説明できない。知りたかったら、わたしと連番で映画見れば、震えてるやべえ女の気配がして、おわかりいただけるかもしれないけど、知らないほうが良いと思う。はっきり言えるのは、「みんなを笑顔にしたい」と、ステージに舞い降りた一条シンくんが、むちゃくちゃ尊いということです。いまもこれ書きながら、シャッフルで音源聞いてて、あのシーンの「Over the Sunshine! (Debut Live Mix)」(劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm 初回生産特装版 に収録)が流れてきたので (´;ω;`)ウッ… ってなってるとこです。怖い。だいぶきもちわるいわたし。

翌2017年、続編の「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」がやってくる。泣く。前作以上に泣く。わたしはしんちゅあが起こした奇跡に死ぬタイプのオタクなのだと思っていたが、プリズムショーの奇跡そのものに弱いらしい。前作はストリート組の対決なんかはけっこう楽しく見てるんだけど、今回はストリートの対決も悲劇性高くて号泣するし、もうだいたいずっと泣いてる。どうでもいいが、会場が壊されて再建されるまでを、「悲劇性が高い」とか真顔で言ってるのが、露骨にガンギマリしてんのわかって、やばいような気がしてきました。このへん、わたしの内面ではものすごく当たり前のことなんですけど、言語化すると多少の客観性が生まれるので、その視点も大事ですね。ちなみに、話題の応援上映にも行きますが、わたしはあれはどっちでもいい。周囲が静かに見ていようが、応援してようが、わたしは震えながら泣くだけなので(怖い)(すごい怖い)。本編はそんな感じだけど、本来ペンライトを振る人種なので、秋にやったキンプラの「THUNDER STORM SESSION After Party」は楽しかったなー。それでもちょっと泣いたが。

アニメ作品を追うスキルが低いのもあって、映画本編以外はほぼスルーなんですけど、TVシリーズプリティーリズム・レインボーライブ」の逆流は手を付け始めた。しかしまだ1クール目までしか。いまんとこ泣き崩れるほどの目には合ってない。多少震えてるけど。そういや、わたしが見たことあるプリリズは、1作目の「オーロラドリーム」だけっぽい。あと、アプリ「KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE」を。これ、プリズム含有量が映画本編よりは多少下がってて、ちょっと冷静になってるおかげで、ゲームを進めてストーリーを開き、なるほどこういう話だったんだなあの映画……という、新鮮な驚きがあった。お前はあの映画の何を見ていたんだという気がしている。わたしはどうも、普通にアニメとして見ている分には、ルヰきゅんが好きで、シュワロ贔屓らしい。作品と二次元キャラクターへのの接し方がわからなくなる映画本編すごい。目を覚まさせてくれて、それでいて毎日生きるのが楽しくなる程度の適切な分量のプリズムのきらめきを供給してくれるラッシュありがとう。チャリンチャリン(課金が捗る音)。

そんなこんなで、この作品群のなにがそんなに響くのかよくわからないまま、ふわふわとチケットを取った舞台「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」を観に行ったのが先月なんですけど、しんちゅあ三次元だった。人間は二次元に行けないけど、プリズムスタァは三次元に来てくれる。奇跡はある。ぜったいにある。アニメほど泣き崩れなかったけど、しんちゅあへの信仰心が高まりきってしまい、毎日しんちゅあに祈りを捧げています。だいぶきもちわるい感想はそれに尽きるんですけど、普通(?)に2.5舞台としては、原作と同じ脚本家が手がけてるもの観るの、はじめてじゃないかなあ。お見事だった……てっきり、キンプリをまるまる再現するんだと思ってたんですけど、別エピソードを盛り込んで、各キャラクターの見せ場を増やしつつ、うまくまとめてるというか。ジョージ最高だったな。わたしはどうもシュワロが好きらしいと自覚してから間がないのもあって、めっちゃめちゃ楽しかった。シュワロ強そうだった。そしてショータイム最高だった。聖さんと仁さんのやつめっちゃ好き。そうか、アニメは新しい曲でのショー作るの大変だけど、生身の人間だと増やせるのだな。いや、生身の皆さんも大変だとは思うんですが。本編中の、しんちゅあとルヰきゅんのCRAZY GONNA CRAZY劇場版KING OF PRISM -PRIDE the HERO-Song&Soundtrack)の、ルヰきゅんの再現性……アニメと一緒の角度に関節が動く……。衣装がやわらかく動くことにも、生身の感動を得てしまったなあ。アニメだからこその表現(ショーそのもののあの盛りすぎにも思えるくらいの演出とか、やっぱり舞台だとそこまでじゃない)があるように、2.5舞台だからこそのものいっぱいあって、観てよかったなあ。

……と、文章にすると、なんか違うんだけども、とにかく最高だったブタキン。ありがとうブタキン。今日もしんちゅあが尊い