かくれが

とあるスマオタの備忘録

髑髏城の七人 season月 上弦の月

1/9マチネ。上弦、福士蒼汰くんのほう。行くまでこの上下がどうしても覚えられなかった。ずっと、観たかったのは観たかったんですけど、去年まだぜんぜん元気なくて、花鳥風とスルーしちゃってるあいだに、周囲に城に住み着くひとが増える一方で、そしてこうなると、浮いたチケットがわたしの手元にもやってきたりするわけで、ようやく行きました豊洲。そりゃもちろんおもしろかったわ……。わたしたぶん、2004年の髑髏城のどっちかを観たような気がするんですが、なにも思い出せない……覚えてないけど、なんか知ってる話のような気がしたので、なにかを覚えてはいるっぽい。とにかくおもしろかった舞台のことを、あとなんて書いていいのかわからなくなるんだけども、以前の髑髏城のことが何も思い出せなかったために、今年は観劇メモするぞ! と、決めたのでちょろっと。ネタバレとかまったく考えてません。

おおむねずっと楽しかったのだが、三浦翔平らんべちゃんが思いの外ちゃんとえっちだったこととか、福士蒼汰すてちゃんの太ももとか、須賀健太兵庫たそぺろぺろとか、どうでもいいことしか言えなくなるのは何故なんだ。何故かはわかりませんが、それしか言えないので、その辺掘り下げて話します。強いて言えば、テレビ寄りの若手俳優好き目線って感じか。
兵庫たそぺろぺろが過ぎる。ぺろいというか尊い。これは、信仰……!? と、終盤もう動いて喋ってるだけで尊くて泣いてたけど、さすがにもうちょっと落ち着いて観ろよわたし。最近、生きる力と輝きに溢れたいきもの*1に、とても弱い。ずっと見てたい……。太夫はこういう気持ちで一緒に生きてくれるんかもしれない。

捨之介は、捨之介というか、福士くんが本当に眩しかった。テレビの人気者を舞台で観るのって、ちょっと緊張感あるんですけど、背負ってる人気ぜんぶをオーラにして見せてくれる役者さんだったなあ。わたしの座席周辺の数名が、一斉に双眼鏡かまえるので、同じタイミングでつい双眼鏡あげると、ものすごく良い福士蒼汰が見られるのにふと気づいて、とても観劇しやすかった(笑)。顔をずっと見てていいくらい、顔がいいんだけど、気づくと…太ももを見ていた……。わたしそういえば、無限の住人見た時も、ずっと福士くんの太ももを……。これどうも、福士くんだからというより、捨之介だいたい太ももらしいので、他の太ももも見たい。いや違う。

わたしもともと三浦翔平くんがわりと好きなんですが、翔平くんはこんな顔も、こんなお芝居もできるんだなあというらんべさん。えっちでした!!!!(身も蓋もない) なんか、そういう感じをぜんぜん受け取ったことがないので、びっくりしちゃった。びっくりしてる間に終わってしまったかんじはあるので、もっと落ち着いて見ればよかった。

あんまりいい言い方ではないと思うんだけど、チケット代の13000円が、13000円(物理)って感じで目の前に広がってて、満腹になるなあ。昼も食べずに4時間観てお腹は空きましたけど。お芝居のチケット代なんて、自分の満足度に照らし合わせて、チケット代分の価値があれば、もちろんそれで十分ではあるのだが、そのものさしではなく、チケット代が使われてるのが目に見えるような興行というのは、やっぱりいいものだなあ。なにもかもが贅沢です。

その贅沢の最たるものって、あの劇場そのものでしょうが、回るのがなんぼのもんじゃい、と思ってたんですけど、お芝居の場転でときどき感じる(いま、何の時間……)(セット転換ですよねわかります)(いやそうじゃなくて何の時間よ)というもやっとした気持ちにならないので、とても良いものだった。映画の4DXとか好きなので、もっとがこんがこん動いてくれてもいいんだけど、そうもいかないんだろうなあw ただ、終わったあと、なんか肉体の疲労感すごかったので、動くせいなのかなあ、やっぱ。遠いからかもしれない……。上弦観たら、当然下弦も観たいので、時間を作らねば。自分の時間とお金をやりくりする甲斐性さえあれば、公演中でもチケット買える舞台って、素晴らしいですなあ。むちゃくちゃ行くのめんどかった豊洲ですが、専用劇場の強み感じる。そういう意味でも、一流の興行だ。

とにかく、めちゃめちゃ楽しかった。3時間以上ある舞台にこれ言うことあんまりないんですが、また観たいもん。

*1:例:二次元では一条シンくん、三次元では北山宏光くん。異論はあるかと思いますが、わたしの目に眩しい人たち……