のぼうの城
延期になるより前から、主に上地山田の三成サイドがすっげ楽しみにしてて、読まずにおいてあったんだけど、夏前かな、結局読んじゃってですね、そこからしばらく毎日読んでた(笑)。そっから公開までとにかく長かった……。で、初日に観てきてるんですが、いまさら。
おさしんは忍城の鐘。埼玉県行田市。都内からだと2時間くらいなので、ちょっとした日帰り旅行にちょうどいいんではないでしょうか。映画、最後まで観た人は、行きたくなると思うんだ、あれ。わたしは、11月11日にお祭り見て来た! のぼうの城の大掛かりな寸劇なんかもあって、ほんっと楽しかった!!
- 作者: 和田竜
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どうしても、小説ありきの感想になりますが、情景もキャラクターも、おおむね小説のイメージどおりですごいなあ。のぼうさまだけよね、独自の味付けされてるの。しかしそれも野村萬斎さすがとしか。日本のたからだよ!!! みたいな気持ちになった、田楽踊り。すごいなあ。すごいしか言えなくてかっこ悪いが(笑)、すごいなあ。わたし、原作(じゃないけどものぼう小説)と同じものって、べつにいらんと思ってしまうほうなんだけど、圧倒的な存在感というか、やっぱり映画のために書かれたからなのか、映画が完成形なんだな、と思いました。映画は、小説からばっこし心情描写抜いて、迫力ましましてんこもりの感じ。アプローチの違いなんだとは思いますが、靭負と姫のキスと、戦が怖いと漏らす丹波は、やっぱ観たかったのう。前者は、撮ってたけどカットって、宣伝番組で言ってた……しょんぼり……。でも、小説との違いよりもやはり、合戦の迫力や、水攻めの絶望感や、萬斎のぼう様だからこそのあのひとの魅力に釘付け。合戦シーンの、たへえの獅子奮迅の活躍とか、小説じゃそんなに感じなかったもの。かっこいい……。豊臣方かわいいお!! 映画正家のかわいさが異常。エンドロールがとてもとても、行田を好きになるので、ずるい(笑)。わたしはあれで号泣してしまった。みんな、行田行こう(笑)。あの人たちが守ったあの地がここにあるという、なんとも言えない気持ち。